昭和のエンターテイナーともいえるジェリー藤尾さんですが、近頃はどのように生活しているのでしょうか。
どうやら奥さんと離婚したうえ、娘さんまでもが嫁入りしたために完全な独り身となってしまったよう。
そして、現在は老人ホームで余生を過ごしているというのです。
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現在は老人ホームにて生活をする、昭和のエンターテイナー:ジェリー藤尾
ジェリー藤尾さんは1940年に中国上海にて生まれ、1946年に家族と共に東京へと引き上げてきました。
本名を藤尾薫紀(ふじおしげき)といい、年齢は80歳を超えています。東京へ来たのは第二次世界大戦の終わりがきっかけでしたが、当時は言語や見た目の問題によって周囲から差別を受けるなどし生い立ちは厳しいものでした。
その後は夜の街に縄張りを置き、愚連隊の護衛係に就くなどして毎日ケンカばかりしていました。
どうやらヤクザも頭を下げ道を開けるほどの力を持っていたようです。
そのような日々に明け暮れていた1957年、転機は急にやってきました。
ジャズ喫茶にてバンドボーイをしていたある日、エルビスプレスリーの【ハウンド・ドッグ】をいきなり歌う機会がありました。
その時たまたまプロダクションの関係者が歌う様子を見ており、そのままスカウトされて芸能界の道へと進んだのです。
歌手になって初めての舞台は、日劇のウエスタンカーニバル。その後、映画【檻の中の野郎たち】にて俳優デビューも果たします。
さらに1961年にはレコードを発売する運びとなり、ジェリー藤尾さんは瞬く間に有名人となりました。
これだけの華々しい活躍を果たしたジェリー藤尾さんですが、なんと現在は千葉市内の老人ホームで日々を過ごしているようです。
老人ホームと聞くとネガティブな印象で、日頃の世話をしてくれる身寄りのない人間が入所するイメージが大きいですよね。
しかし彼に関してはまったく違っており、ジェリー藤尾さん自らが望んで入所したのでした。
2人の娘さんには、お世話をしてもらうつもりがなかったようです。
本来お年寄りといえば、年をとるにつれて体が動かなくなり、それと同時に精神的にも弱って意固地な性格になっていくもの。
しかしジェリー藤尾さんは、周囲の人たちに申し訳ないという気持ちが先行して入所を選んだのです。
全盛期の生き様を象徴するかのような判断。まさに“これぞ男の生き様”!といった感じなのでしょう。
ジェリー藤尾が離婚したのは嫁(渡辺友子)に原因あり?
ジェリー藤尾さんは、渡辺トモコ(現在は渡辺友子)さんと1964年に入籍し、おしどり夫婦として名を馳せました。
ファミリーで【オールスター家族対抗歌合戦】に出演したこともあるようで、それだけでも仲の良さがうかがえますね。
しかしその後、1985年に渡辺さんが家出をして事実上の別居状態となり、翌年には離婚する運びとなってしまいます。
渡辺友子さんが週刊誌に垂れ込んだ情報によれば、“収入が嫁を下回るようになった”、“嫁の両親との不仲問題”、“DV問題”などが挙げられました。
これによりジェリー藤尾さんは世間から強い批判をされてしまい、最終的に表舞台へと出られない状況になってしまいました。
渡辺さんの言葉を鵜呑みにしてしまえば悪いのは完全にジェリー藤尾さんですが、おかしな点があるのです。
2人の娘さんは、なんとジェリー藤尾さんの方へ残っているのです。
もし渡辺さんの言い分が本当であれば、子供たちはジェリー藤尾さんのことが怖いはずです。
それでも娘さんたちは父親側に残り、母親である渡辺さんのことを“あの人はクズだ”と語っているのです。
離婚した当時はその理由について話すことがほぼなかったジェリー藤尾さんでしたが、2010年に事態は急変。
ここで初めて、渡辺さんの不貞が原因で離婚したという発言をしたのです。これは離婚して20年が経って、初めて世間が知った真実でした。
つまり渡辺さんは、自分自身の不貞を隠ぺいするどころか、夫であるジェリー藤尾さんに落ち度があると発言し世間を欺いていたのです。
とんでもない女性ですね…。
ジェリー藤尾の娘は元女優?
ジェリー藤尾さんのお子さんは娘が2人。お名前を藤尾美紀さん(長女)・亜紀(次女)さんといいます。
そしてどうやら、2人とも細々と芸能活動をしていたようなのです。
美紀さんにはそれほど目立った経歴がないのですが、亜紀さんはドラマ【セーラー服反逆同盟】にて父親のジェリー藤尾さんと共演をしている過去があったのです。
離婚した親を持つ子供は、年齢によってやさぐれてしまう子が多いと一般的に言われています。
しかしジェリー藤尾さんの家庭においては例外で、素晴らしい娘さんたちを育てたといえます。
現在は両社とも引退して芸能界には関わりがなく暮らしの詳細まではわかりかねますが、娘さんたちはきっと幸せに生活していることでしょう。