渥美清(あつみきよし)さんは、「寅さん」の愛称で親しまれている俳優です。
誰もが知っていると言っても過言ではない寅さんは、みんなの愛されキャラでした。 そんな渥美清さんは一体どんな方なのか、プロフィールなどを紹介します。 目次 渥美清さんのプロフィール
寅さんのモデルは渥美清さん?https://twitter.com/javatha0825/status/1348938041130303497 「男はつらいよ」は、世界最長の映画シリーズとしてギネスに認定されています。 その主人公の車寅次郎(フーテンの寅)役をコミカルに演じ、渥美清さんは国民的俳優となりました。 渥美清さんは、現在の地名で言うと、東京都台東区で産声を上げました。 渥美清さんは次男で、彼の父親は新聞記者、母親は元小学校教師です。 小学生の渥美清さんは欠食児童で、膀胱カタル、小児腎臓炎、小児関節炎など様々な病気をしていた為、学校は休みがちでした。 その際、ラジオで落語などを聞いて過ごしていました。 渥美清さんの青春時代が戦中戦後だった為、中学校卒業後には工員として働く傍ら、担ぎ屋やテキ屋の手伝いをしていたそうです。 稼業がテキ屋の寅さんのモデルは、渥美清さんの生い立ちが影響していると言われています。 衣装や彼の話し方などは、幼少期に苦労してきた寅さんの人柄が色濃く現れているのかもしれません。 渥美清さんと黒柳徹子さんの関係
渥美清さんは、芸能界の方とほとんど交流がなかったと言われています。 作品の評価を気にする一方で、私生活に関しては寡黙を貫き、謎に包まれています。 「男はつらいよ」シリーズの監督、山田洋次さんでさえ渥美清さんの連絡先を知らなかったそうです。 仕事とプライベートの公私混同を極端に嫌い、寅さんのイメージとはかけ離れた人物でした。 そんな渥美清さんですが、黒柳徹子さんのことはとても可愛がっていました。 2人は、ミュージカル風のコメディドラマ「若い季節」での共演がきっかけで交流が始まり、、お互いを「兄ちゃん」、「お嬢さん」と呼び合っていました。 『夢であいましょう』というバラエティ番組でも2人は共演しています。 黒柳徹子さんは、渥美清さんから靴や外国のお弁当箱をプレゼントされたことがあるそうです。 また浅草は、黒柳徹子さんが渥美清さんに案内された思い出の地です。 これらの事から、渥美清さんは黒柳徹子さんに恋しているのではと噂になったようです。 ですが、渥美清さんは1969年に出雲大社で竹中正子さんとご結婚しています。 結婚後も一緒に映画を見たりと交友関係が続いたそうですが、交際の事実はなさそうです。 渥美清さんと黒柳徹子さんの関係は、恋人というよりも兄妹という関係が近いかもしれませんね。 渥美清さんと吉永小百合さん
渥美清さんは、出演料が最高額と言われるほど別格だったそうです。 「男はつらいよ」シリーズ1作のギャラは、5000万円〜8000万円と言われています。 渥美清さんは、年2作のペースで出演していたので総額1億円以上にもなります。 いかにこの作品が、みんなに愛されているか分かります。 「男はつらいよ」シリーズにしか出ていないイメージの渥美清さんですが、それ以外にも映画やドラマ、CMにも多数出演しています。 それに、渥美清さんは過去に公開された「納税額番付」に度々名前が上がっていました。 いずれも納税額が6500万円以上だったので、数億円の収入があったと思われます。 最近では、吉永小百合さんの映画1作の出演料が渥美清さんに近いと言われています。 吉永小百合さんの映画出演は不定期ですが、1作5000万円以上が相場です。 現在の俳優陣で彼女に及ぶ者はいないと言われています。 渥美清さんがいかに偉大だったか分かりますね。 渥美清さんの性格
人情に熱く社交性のある寅さんを演じていた渥美清さんですが、実際の性格は寅さんとは違うと言われています。 渥美清さんの実の息子である田所健太郎さんは、フリーのラジオディレクターをしています。 その彼が、家庭内で父親に日常的に暴力を振るわれていたと告白しています。 渥美清さんは、「勉強部屋」と呼ぶ個人用のマンションを所有していました。 そこに1人で籠ることも多かったという渥美清さんですが、その理由はストイック過ぎるために、リフレッシュしようと考えていたのかもしれません。 寅さんの名言
「男はつらいよ」の名言や口上を集めた書籍が多く出版されています。
寅さんの言葉からは、家族や、恋愛、旅、哲学など、ありとあらゆるジャンルに精通するものを感じます。 名言集が発売されているのがその証拠ですね。 どれか一つは胸に突き刺さる名言があると思います。 寅さんの名言は、いつまでも色褪せずに人の心にこれからも残っていくでしょう。 |