伊吹剛さんは、時代劇や任侠作品で欠かせない重厚な存在感のある俳優です。
彼のような渋味がある雰囲気の俳優は、イケメンばかりが蔓延る芸能界ではとても希有な存在です。 そんな伊吹剛さんについて紹介します。 目次 伊吹剛(いぶきごう)さんのプロフィール
伊吹剛さんのデビューのきっかけ
伊吹剛さんは元々、役者志望ではありませんでした。 その証拠に、伊吹剛さんは岡山県立笠岡商業高校を卒業後、京都にある建設会社に就職しています。 ある日、会社の先輩と遊びに行った場外馬券場に、大映のニューフェイスを募集するポスターが掲示されていました。 大映の撮影の見学が出来るかもしれないという安易な気持ちで応募し、オーディションで見事に合格したそうです。 そうして、大映の第6期ニューフェイスとして華々しいデビューを21歳で飾りました。 当初は「伊吹新吾」の芸名で、映画を中心に活躍しました。 大映が倒産した時は、一時は俳優を引退する事も考えたそうです。 でも、建設会社で働きながらも俳優業を継続することを決意しました。 そして、NHK朝の連続テレビ小説「火の国に」(1976年)への出演をきっかけに「伊吹剛」に改名します。 そのドラマでの演技が大物プロデューサーの目に留まり、人気刑事ドラマ「G’メン75」の主要メンバーに抜擢されます。 伊吹剛さんは、このドラマのクールな役柄で、知名度が爆発的に上がりました。 その後も、人気ドラマ「斬り捨て御免!」「鬼平犯科帳」などのレギュラーも決定し、一気に人気役者の仲間入りを果たします。 以降も時代劇や仁侠物を中心に、止まることなく伊吹剛さんは活躍をしています。 2020年には芸能生活50周年を迎え、70歳を越えて尚現役です。 ただ、最近は年齢のせいか、お仕事をセーブしているように思えます。 伊吹剛さんの結婚歴
強面俳優としての印象が強い伊吹剛さんですが、若かりし頃は大映ニューフェイスに選ばれるほどの、70年代を代表する凛々しい顔立ちのイケメンでした。 女性人気もあり、とてもモテたと思います。 ですが、伊吹剛さんにはデビュー当時から浮いた話が全くありません。 仕事とプライベートをしっかり区別するタイプだったのでしょう。 現在も結婚はしていないようで、独身ライフを満喫しています。 伊吹剛さんほどの男性が生涯独身なのは、俳優業に忙しく、夢中で仕事をしてきたからでしょう。 伊吹剛さんは、結婚しても家庭を疎かにし、仕事を優先してしまうと思っていたのかもしれません。 かつては、会社員と俳優業を両立していたそうです。 そして、努力家としても有名ですから、女性が入る隙間がなかったのかもしれません。 ですが、芸能界では年齢関係なく、結婚のニュースが飛び交うことがあります。 事実婚をしているかもしれませんが、伊吹剛さんが結婚というニュースもあるかもしれませんね。 伊吹剛さんと伊吹吾郎さんの関係
伊吹吾郎さんは、伊吹剛さんと同じ時代劇などで活躍する俳優です。 二人とも圧倒的な存在感と顔立ちがどことなく似ています。 更に「伊吹」という同じ名字から、兄弟と思った人が多いようですが、伊吹剛さんと伊吹吾郎さんは兄弟ではありません。 血縁関係も全くないようです。 伊吹吾郎さんのプロフィール
伊吹剛さんの本名は「上山典昭」で、伊吹吾郎さんの本名は「伊吹勝敏」なので、名字が違います。 出身地も岡山県と北海道で全く違い、接点がありません。 芸能界では、兄弟や親子二代で活躍する方も多いので、名字が同じだったり、顔立ちが似ていると血縁関係があると思ってしまいます。 逆にこれだけ似ているのに、二人に血縁関係がないのは意外ですね。 伊吹剛さんは人気時代劇に準レギュラー出演
時代劇を中心に活躍する伊吹剛さんは、「暴れん坊将軍」シリーズなどで脇役をこなし、人気時代劇「水戸黄門」シリーズにも出演しています。 「水戸黄門」 へは、1983年に初出演した後、約30回に渡って異なる役で出演しています。 これだけ出演していれば、もはや準レギュラーの域です。 伊吹剛さんは様々な役作りができ、演じ分ける力量があるので、これだけオファーが来るのでしょう。 伊吹剛さんが、多くの作品に出演している理由が分かります。 ちなみに「水戸黄門」では、格さん役を17年に渡って演じてきていたのは、伊吹吾郎さんです。 きっと、伊吹剛さんと一緒に登場したシーンもあるでしょうね。 兄弟か親戚と間違えた視聴者も多く、思わずあっと声を出してしまったかもしれません。 お二人はこの事をご存知なのでしょうか。 また、どこかで共演を実現して欲しいです。 伊吹剛さんの活躍を、これからも見守っていきたいです。 |