国内外に数多くのファンがいる「世界のミフネ」こと三船敏郎さん。
今回は三船さんのご家族について紹介します。
目次
三船敏郎さんに子供は何人?
日本国内だけでなく、海の向こうの映画界にも絶大な影響を与えた三船敏郎さん。
そんな三船さんには子供は3人います。
息子二人に娘一人です。
そのことを語るにはまず、東宝ニューフェイスのオーディションについて語る必要があります。
それは1946年に開催された東宝ニューフェイスの第一期オーデイション。
そのオーディションにて演技力を計るために審査員から笑うように指示された三船さんでしたが「面白くもないのに笑えない」と“笑う”という演技を拒否したそうです。
そのことで三浦さんは性格に難ありということで不合格となるはずでしたが、審査員の一人である黒澤明さんによって補欠採用という形で合格しました。
“東宝ニューフェイス”とは新人をオーディションにかけ採用不採用を決め、採用された人は入社後、東宝演技研究所の研修を受け、東宝制作の映画・テレビドラマ・演劇に出演していくというプロセスがありました。
つまり、このオーディションに受かるときちんとした演技を学ぶことができ、映画やテレビへのデビューのきっかけも多くつかめたということです。
ここで落ちていても実力のある三船さんであればいつかはデビューできたかもしれませんが、ここでのオーディションがきっかけであの黒沢映画で有名な監督と面識ができたと思うと感慨深いです。
また、このオーディションでは吉峰幸子さんも合格しています。
吉峰幸子さんはこのオーディションで合格はしたものの女優としてデビューはしなかったので、名前を聞いてもピンとくる人は少ないと思いますが、三船敏郎夫人と聞けばわかる方もいるかと思います。
そう、吉峰さんと三船さんは1950年に結婚されました。
二人の間には長男の史郎さん、次男の武志さんが誕生しています。
その後主に男と女の関係でいろいろとあり、お二人の離婚裁判中に三船さんは喜多川美佳さんと交際しその間に娘をもうけています。
娘の名前は三船美佳さん。
お母様の芸名である「美佳」をそのままもらったそうです。
三船敏郎さんの息子は俳優?
三船さんの二人の息子、史郎さんと武志さん。
お二人はどのような道を進んでいったのでしょうか。
まず、初めに次男である武志さんについては特に情報がなかったので、芸能界とは無縁の生活を送っているようです。
長男の史郎さんは成城大学経済学部在学中に映画『そのひとは女教師』に出演し、その後も『雨あがる』や『蜩ノ記』に出演したりしていました。
しかし、本業はどちらかというと俳優ではないようです。
史郎さんは成城大学卒業後、父・三船敏郎さんが当時の西ドイツであるミュンヘンにて開店していた『ジャパン・レストラン三船』の支配人を務めたり、その後1981年には三船プロダクションに入社、現在は代表取締役社長を務めています。
史郎さんは大学にて経済を学んでいたそうなので、その時学んだ知識を有効に活用しているようです。
それにしても社長を務める傍らに最近も映画に出演されているので、さすがは「世界のミフネ」の息子ですね。
三船敏郎さんの娘は三船美佳さん
三船さんの娘である三船美佳さん。
三船敏郎さんがまだ離婚裁判中に内縁の妻である喜多川美佳さんとの間にできた子供です。
出生にはいろいろと難しいお話がある三船美佳さんですが、親子三人、とても仲がよかったそうです。
しかし、内縁の妻の子である三船美佳さん認知されたのは1997年、三船敏郎さんが亡くなってから遺言が残されていたからだそうです。
形式上親子ではなかったにしても生前仲の良い姿をマスコミの前に見せたりしていました。
三船美佳さんは現在女優・タレントとして活躍しています。
父・母と同じく芸能界での活動。
1997年大河ドラマ『毛利元就』に出演したことで、女優としてテレビで活動することが増えたそうです。
父親に認知された年に芸能活動でも活動をしているというのは少し感動的ですね。
そしてその後、16歳の時に40歳の高橋ジョージさんと結婚したり2004年には第一子を出産するも2016年にはいろいろあり離婚し、2019年には一般人男性と再婚し2020年には第二子を出産したりと、三船美佳さんも結構な履歴をお持ちです。
三船敏郎さんの孫も俳優に?
「世界のミフネ」の血は孫の代まで影響を与えているそうです。
三船敏郎さんの孫である三船力也さん。
力也さんは長男・史郎さんの息子さんです。
力也さんは俳優や映画プロデューサーとして映画協会にかかわっています。
その中でも映画「日本のいちばん長い日(2015年版)」に出演したことは目を引きます。
祖父である三船敏郎さんも映画「日本のいちばん長い日(1967年版)」に出演していたからです。
役柄等は違うものの同じ題名の作品に出ていたとなると感慨深いものがありますね。